濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

実は身近にあった竹製品

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竹ざる


竹虎に入社して一番変わったこと、それは竹製品に反応するようになったことだと思います。


入社する前、私が思いつく竹製品はほとんどありませんでした。「これ竹でできている!」なんて考えたこともありませんでしたし、竹虎四代目に思いつく竹製品を聞かれても「小学校でマスト登りしたなぁ」ぐらいしか思い浮かばず、私の周りに竹製品自体が無かったのだと思っていました。


しかし、よく見てみると竹製品っていろんなところにあふれているんですよね。飲食店の装飾にもよく使われていますし、箸立てや箸置きがそのままの竹だったり、割り箸も最近は竹割り箸が増えているように思います。


あとテレビの中にも。朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の中では竹ざる竹かご、竹かごバッグが溢れていますし、お肉は竹皮に包まれています。鉄の代わりに竹を使う「鉄筋コンクリート」ならぬ、「竹筋コンクリート」が出ていたことも。


大河ドラマ「軍師官兵衛」の中にも竹の魚籠が出ていましたし、竹虎に入っていなかったらこんな風にドラマの内容よりも竹製品に注目してしまうなんてこと無かったと思います。


4年前の春、祖母や両親と山菜採りに行ったときのことですが、とったばかりの山菜を茹でる祖母が使っていたものは、年季の入った大きな竹ざるでした。自分の周りに竹製品が無かったのではなくて、気づかなかっただけなんだなぁとその時初めて気づきました。それから竹製品を見つけるのがさらに楽しくなっています。みなさんもぜひ、実は身近にある竹製品を探してみて下さい♪