濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

竹籠職人さんを見学

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竹籠職人さん


先日、2015年に竹博覧会が開催される韓国の潭陽(タミャン)から視察の皆様が、わざわざ竹虎へお越しくださいました。あまり海外の方にお会いする機会のなかった私は、始終緊張しっぱなし...。けれど、皆さんはとても気さくで優しく本当に嬉しく思いました。


一行の皆様が高知に到着されてからは日本唯一の竹林や竹虎本社工場、店舗など沢山見学してもらいました。そしてその中で、土用干しなどに使われる、エビラ籠などの竹編みをされている竹籠職人さんの作業場にもお邪魔させてもらったんです!


竹ヒゴや竹編み、竹籠、竹用の機械などが所狭しと置かれている工房。その中では職人さんがひたすらに竹を編まれていました。竹表皮部分の青い竹ヒゴと竹の身の部分である白い色をした竹ヒゴの色の違う2色の竹ヒゴで編まれていく竹編みは、美しいコントラストを生み出していて感動します。竹職人さんの手元を近くでよく見てみると、びっくりするほど早く正確に動いています。長年培ってきた勘やコツがあのスピードと美しさに繋がっているのだと思い又感動です。職人さんの手捌きについつい惹きつけられてしまいました。


今回は、海外のお客様もおられましたので特別に竹ヒゴを作る工程までも見せていただく事になりました。作業場に置いてあった機械へ、細い幅に割った竹を次々に入れていきます。すると機械へ吸い込まれた竹が一瞬の内に、竹表皮と身の部分に薄く剥がれて出てくるのです!これでも十分綺麗に見えるのですが、この後、職人さんの手によってさらに厚みなどを揃えられるそうです。細部にわたるこだわりがあってこその緻密な竹編み。韓国からの皆様も興味深々なご様子でした。


お越しいただいた皆様は、通訳の方以外は日本語が話せない方でいらっしゃったのですが、言葉が通じなくても皆さんの顔を見ると素敵な笑顔が...。同じ竹で結ばれた者同士、ニコニコされて、優しい雰囲気の職人さんと心が通いあったような温かい空間だったのです。

コメント(2)

テドリ&タルリ

いつもブログ楽しく拝見させていただいております。
韓国潭陽郡の日本公式ブログを書いております、テドリ&タルリと申します。

”同じ竹で結ばれた者同士、ニコニコされて、優しい雰囲気の職人さんと心が通いあったような温かい空間だった”とのお言葉、私も嬉しくなりました。ありがとうございます。

タミャンの視察団からもお聞きのこととは思いますが、今年の秋に竹博覧会が控えております。

私どものブログでもタミャンの竹をつかった特産品のこと、タミャンの観光スポットなど更新しております。
いつか韓国タミャン郡にお越しになるときのお役に立てれば何よりです。よろしくお願いいたします。

これからもブログ楽しみにしています!

竹虎スタッフ 鍵山

竹虎スタッフの鍵山です。
ブログを読んでいただきありがとうございます。

テドリ&タルリ様のブログも拝見させていただきました。
韓国タミャン郡に行かせて行く際には、
ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。