濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

実は鼻緒の草履がちょっと苦手なんです。

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竹皮草履を履いた事がありますか?竹皮の感触の気持ち良さは、やっぱり実際に履いてみないと分からないと思います。素足に近い感覚で、歩く時には自然と足が大地を掴むかの様に動くので、足も喜んでいるみたいですよ♪


でも、実は私は鼻緒の草履がちょっと苦手なんです。「エジプト型」って聞いた事ありますか?足の形をタイプ分けした時に、つま先の尖っている人の事をそう呼ぶらしく、私も親指・人差し指が長めで、それに比べて薬指・小指が極端に短いせいで、足先のシルエットがすごく尖ってるんです。この事がコンプレックスで、素足になったり、足の形がもろに分かる草履や下駄は何だか恥ずかしくて嫌なんです。でも、やっぱりたまには、浴衣とか着てお洒落したい時もあるし結局は履くんですけどね(笑)


それから鼻緒と言えば、靴ずれならぬ鼻緒ずれ(?)もすごいんです。指の又を開くのが辛くて、前つぼの太い物は入らないし、甲の皮膚も弱いらしく、ちょっとの摩擦ですぐに水ぶくれが出来てしまいます。子供の頃には母親が「必殺技」と言って鼻緒の触れる甲の部分に予めハの字に肌色の絆創膏を貼ってくれたんですが、一度その事を忘れてお祭りの後に友達ん家に上がらせてもらった時に、友達のお母さんに「佳代ちゃん、怪我したが?」と聞かれてすごく恥ずかしい思いをしました。(今では楽しい思い出ですけど)


ここまでの話で、鼻緒批判の様に聞こえたらすみません。私が言いたかったのは、人の好みも足の形もそれぞれで、自分に合ったサイズや素材を上手く選べば、ほとんどの問題は解消されると言う事です。


例えば、私の場合は「竹皮ベルトスリッパ」を履いています。最初はちょっときついかなと思ったのですが、肌と接する面積が広い分、足とスリッパが一体化している様で、摩擦も起きず快適です。竹皮の履き物に興味があっても、二の足を踏んでいる方や、今までの経験から自分には合わないと諦めている方は、一度スタッフに相談して戴きたいです。相談は無料です。(笑)