濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

足の皮が剥けても

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天然藍染め女下駄


大好きな色は?と聞かれたら迷う事なく紺色と答える私のお気に入りの履き物の一つ、それは天然藍染め女下駄です。お隣の徳島県で手間暇かけて作られた藍染め。無地ゆえ一見、地味に見えるのですがコーディネートが苦手な分、何とか履けそう。


桐部分に足を入れると足馴染みの良さを瞬時に感じました。でもちょっと鼻緒がきついので親指と人差し指で挟む前ツボ部分を慎重に引っ張り調節。下駄=和装やお祭りというイメージを払拭するべく平日、しかもTシャツにズボンといういでたちで犬の散歩へ。


見た目は重そうですが桐材なので軽くぐんぐん歩けます。ところが5分程経った頃でしょうか、突然、足に痛みが走ったのです。気にせず歩を進めるも痛みは次第に増してゆきます。


何かおかしいで。


やっと足元を見たところ、なんと足の甲の皮が剥け赤くなっていました。もう片方の足は何ともないので歩き方や力加減のせいかもしれません。いかん、これ以上は歩けんちや。運動が足りませんが仕方なく帰る事にしました。


そして1週間後、天然藍染め女下駄を履いてまた散歩へ。...やっぱり皮が剥けます。足触りの良さを気に入ってしまった為、このまま下駄箱へお蔵入りさせてしまうなんて勿体ない!予め絆創膏を2カ所に貼り、履く事2~3週間。


鼻緒が若干、緩くなったからでしょうか。絆創膏なしで長く歩いても足の皮は剥けず、思わずやったー!と万歳。何としても履くぞという執念と根性が実を結んだ瞬間なのでした (^_^)