

竹虎(株)山岸竹材店は、創業明治27年(1894年)より竹材・竹製品製造卸業として皆様にご愛顧いただいております竹材専業メーカーです。国内はもとより海外からも注目される全国唯一の虎斑竹(とらふだけ)を育む静かでのどかな虎竹の里より竹の老舗、竹の専門店ならではの「竹のある暮らし」のご提案をさせていただきます。 |

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久しぶりにお伺いした時恵婆さんは、元気に出迎えてくれました。 現場を離れて随分たつボクは時恵婆さんの顔を見る機会もめっきり減っています。ニコニコ笑うその顔のシワは心なしか深くなり白髪も増えて以前より一回りも小さくなった気がしました。数十年来当社の内職仕事をしてくださっているその手を写真に撮らせてもらったのはかれこれ7~8年前の事です。 ![]() 仕事の迷い、焦り、方向を見失いそうな時、経営指針と共に常に立ち返って考えるべき原点がここにあります。 |








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本社工場には虎竹はじめ、白竹、黒竹、煤竹など様々な種類の竹が所狭しと並んでいます。工場ではたくさんの竹製品、竹の素材、原料などの保管はもちろん、山から切り出してきた竹を真っ直ぐできれいな竹材へと加工する、製竹作業が行われています。 |
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虎竹の製竹作業は4~5人がチームを組んで行います。 竹の目打ち(枝の付け根部分が少し残っているのでキレイに除去する)、ガスバーナーによる油抜き、矯め作業という流れで作業は進みます。 虎斑竹には一本一本個性があります。その個性を最大限に生かすために、熟練した職人の手で矯正されます。ため木(てこの原理を利用した昔ながらの道具)を使って、ガスバーナーの火であぶり、油ぬきをした竹を熱を利用しながら、節々をまっすぐに矯正していきます。 こうしてまっすぐ製竹された虎竹が、様々な虎竹の製品へと生まれ変わります。 |
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竹虎で扱う竹細工はごく一部の商品を除き、すべて国産竹材を用いて国内で製造しています。 長く育まれた伝統の技を守り、継承させていく事に使命を感じ日本人と竹との深い関わりの中から生まれた日本ならではの竹細工の感性を出来る限りお届けしたいと考えているのです。 |
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ここ数十年で日本の竹を取り巻く環境は大きく変化しました。新素材や安価な海外製品の流通により伝統的な手仕事はどんどん姿を消し、国内の竹も使われなくなり、里山の荒廃や放置竹林などの問題に代表されるようにかっては毎日の暮らしに活用され役立ってきた竹は急速に忘れ去られて今日に至っています。 しかし、日本人と竹は深い所できっと繋がり共鳴しあっています、忘れられているかのように見える竹をいつか振り返り、思い出す日がきっと来る...竹虎の確信です。 |

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■特別注文について お客様だけの特別なご注文もお伺いしております。各種竹材、材料はもちろん、袖垣類、縁台など日本全国どこよりも早く、確実にお安くご提供させていただけるのが竹虎の自慢です。 【お問い合わせ先】 TEL 0889-42-3201(平日9時~17時) FAX 0889-42-3283 MAIL info@taketora.co.jp |
![]() ■虎竹縁台(折り畳み式) |
![]() ■虎竹片袖垣 |
![]() ■虎竹玉袖垣 |
![]() ■虎竹自在垣足付き |




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小さな頃から竹がありました。今の工場の前の浜辺には長いもやら、短く切ったものやら、割った竹やらがズラリとならんで沢山の職人さんが竹をかついで、あっちへこっちへしていました。
工場にはいると竹のなんともいえない甘い香り、竹と家族にかこまれて幸せでした。 初代宇三郎が明治27年に創業以来ずっと竹で商ってきました。だからボクは生まれながらの竹屋。大きくなったら竹をかつぐ...ホントに漠然となんですけど自分の使命のようにずっと思ってきました。 |

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自分にはすぎた弟なんです。すべては、彼が工場長として現場をとりしきってくれているお陰です。 祖父や父が竹をかついで働く姿をみながら遊んだ2人が、こうして同じように虎竹と向かい合える幸せに感謝です。 |

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大学4年の夏に本社、本店が全焼しました。
もう寝よう、そう思って2階に上がると誰かが工場の方で呼んでいる気がします。 全寮制の学校から県外の大学と10年間も自宅にいなかったので、工場も数えるくらいしか行ったことがありませんでした。 それなのにどうも大事なことが待っているような気がしてシトシトと雨の降る中、傘もささずに母のサンダルを引っかけ歩いていきました。 |
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蒸し暑い夜でしたのでパンツだけの裸のような格好。 今でもなんであの夜に、あんな格好で真っ暗な道を一人歩いて行ったのか? 時々考えることがあります。 でも、あの大火災の第一発見者にしてもらったこと、 そして火災翌日の二代目義治の 「何も残してやるものがなくなった...。」 という言葉を聞いたときに 「あなたの熱い、竹への熱い思いは、しっかり僕に受け継がせてもらっている」 今まで感じたことのない感情がわき上がりました。 自分は竹のために生まれてきた、そんな事を教えられた気がしました。 あれから24年、今でもはっきり覚えている祖父の背中。 そして、あの夜の不思議な声は、きっと竹の声。 「僕は竹の声が聞こえるんです。」 冗談のように言っていますが実は本気なんです。 |
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中学1年生の時、外国人の先生に英語を習っていました。あなたの大好きな有名人を英語で書きなさいという出題に「MY GRANDFATHER」と書いたんです。アメリカ人の先生は、あなたのおじいさんは俳優ですか?なんて言ってました...。おじいさんのように竹を愛したい。あんなにまっすぐになりたい、大きくなりたい。竹の仕事をはじめて二十数年になりますが今でもそれだけです。まだまだあなたに近づけそうにありません。 |

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ひとりのお客様の一言を まるで昨日の事のようにハッキリと覚えています。 人は人に喜んでいただくことが、お役にたつということが 自分自身の最大の喜びになるのだと教えられました。 人を一番幸せにする人が、一番幸せになる人なのです。 |
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![]() ![]() 竹虎本店の広い店内には特産の虎斑竹(とらふだけ)をはじめ様々な竹製品が並べられており、竹の好きな方のみならずご来店頂いたお客様に喜んでいただいております。店長(一番手前)はじめ、ベテランの販売員がお待ちしておりますので、お客様の竹に関する様々なご質問にも笑顔でお答えします。どうかお気軽にお立ち寄り下さい。 お客様の竹に関する知的好奇心も満足させられる店作りを目指して、今日も頑張っています。 ![]() ![]() ![]() ■竹虎本店には見たことのないような竹製品、竹細工、袖垣類、工芸品も展示されています。 |
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有名作家もの、もう見ることのできない職人技のもの、生活用具から美術品まで、竹は本当に幅広く活用されています。そんな竹をあれこれ全国から集めた竹虎本店です。 |
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■高知龍馬空港まで(飛行機) ・東京羽田空港から約1時間15分 ・大阪伊丹空港から約40分 ・福岡福岡空港から約1時間 ■高知龍馬空港から南国ICまで約20分(車) ■南国ICから須崎西ICまで約40分(車) ■須崎西ICから虎竹の里まで約5分(車) |

■JR須崎駅まで(JR特急) ・JR岡山駅からJR高知駅を経由し、約3時20分 ■JR須崎駅から虎竹の里まで約10分(タクシー) |
詳細な経路紹介はこちらから >>> |

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2018年4月23日 雲の上、別天地に灯る竹照明
高知県に梼原町という少し面白い町があるのです。平家の落人伝説の残る町は須崎から距離にしたら43.5キロと特別に遠い所ではありません 2018年4月21日 続・虎竹コーヒードリッパー
一杯取りの小さいな物がイメージです、素材は蓬莱竹を使って網代編みされた塩取り籠タイプを試作してもらいます。何個か試作している時に、 2018年4月20日 虎竹コーヒードリッパー
昔から使われていた籠の中で塩取り籠という、あまり一般的には聞きなれない籠があります。これは円錐形をした網代編みの竹籠で、使用時に 2018年4月19日 京の絶品、カツサンド
「ちょっと面白いカツサンド出します」言うて京都・木屋町にある、もち料理 きた村のご主人さんが出してくれたのがコレだったのです。最 2018年4月18日 腰に小さな魚籠ひとつ
職人が、あめご釣り用に大事にしていた魚籠は、かなり色合いも良くなっていますが同じような形でありながら数段小さく編んだ魚籠があるの |

30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」 >>> |
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