濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

上手な箸遣いを目指して

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虎竹削り箸


社会人になって目上の方と食事を一緒にさせていただく機会が、少しずつ増えてきました。自分では行けそうにもないお店に連れていってもらえるたびに「やったー♪」という喜びと「しまったー!」という思いが頭をぐるぐる...。実は、人前でご飯を食べることが大の苦手なんです。原因はお箸が正しく使えないこと。駄目だと思いつつも、何故か交差箸とちぎり箸になってしまうのです。お箸からおかずを滑らせてしまったり、料理が綺麗に食べれられなかったり...。


そのため虎竹のお箸も「箸遣いが上手くなってから!」と、ずっと買わずじまいにしていました。ところが先日、ひょんなことから竹虎四代目が虎竹削り箸を譲ってくださったのです!折角いただいたのならば、使わねば。周囲も凄く使いやすいと言っているから大丈夫、綺麗に使えるに違いない!と、虎竹削り箸の力を信じて早速、ランチへ。


...駄目です、全然いかんです。


綺麗に見えるどころか、うっかり交差箸になってしまうと、チャームポイントの虎模様が左右でバラバラになってしまい、何だか残念なことに...。


嫌!こんな姿を見られたら、虎竹の印象が悪くなるかもしれない!


それだけは避けたい私は、箸遣いを完璧に直そうとようやく心から決意です。使い出して2週間たった頃でしょうか...ようやく分かってきたことが、ふたつ。


虎竹削り箸は角ばっているからこそ、指の添え方や持ち方を意識しやすいこと。そして虎模様が揃わない時は、大体間違った箸遣いになってしまっていること。


「軽い」「掴みやすい」と評判の虎竹削り箸ですが、私にとっては常にお箸を正しく持とうと意識できる、ちょっとした矯正箸のようです。箸遣いが上手くなってからと言わず、むしろ下手なうちから使い始めて良かった(*^^*)これからは忘年会や新年会と外食する機会も増える筈...まだまだ爪は甘いですが、竹箸マスター目指して精進したいと思います。