祖母の茶畑


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唱歌「茶摘」の中で「夏も近づく八十八夜」と歌われています。先日の5月2日は立春から数えて八十八日目のまさに八十八夜にあたる日で、虎竹の里でも茶摘みが話題にあがっていました。かく言う私も幼い頃に祖母の茶畑へ茶摘みのお手伝いに行き「一芯二葉、一芯二葉」と言いながら、教わった通りに一所懸命に茶葉を摘んだ事でした。


ここからは、その頃の祖母との思い出話です。私の家の場合は番茶を作る時にまずは大きなドラム缶を横半分に切って作った手製のカマドの上に大きな鉄のお釜(小さな五右衛門風呂の様な)を乗せ薪をどんどんくべて熱々に熱します。そしてそこへ摘んだばかりの茶葉を入れて炒ってゆくのですが、祖母はこの時に二又になった白っぽいつるつるした木の棒を使っていました。二又部分を器用に使ってかき混ぜたり、空中でちょっとほぐす様にしながら、しっとりまとまって来るまで炒ります。


炒りあがった茶葉を今度は平たい竹の丸ざるに移して熱々のうちにどんどん揉んでいくのです。釜から揚げたばかりで白い湯気の上がっている茶葉を祖母はなんと素手で揉むんです。私が「おばあちゃん熱うないが?」と尋ねると「熱いよ。あんたは触らんときや」と言いながらやっぱり素手で揉んでいくんです。働き者の祖母の手はすごいなぁと子供心にも思った事でした。そしてしっかり揉まれた茶葉はゴザに広げて天日に干す事で、美味しい番茶の出来上がりです。


そう言えば祖母が使っていた竹ざるは使い込まれて、茶葉のアクも染み込んで、まるで油でも塗っているかの様に茶色く艶々と光沢もありました。私の使っている竹ざるも大切に使ってゆけばいつかこんな風になるのかな?今からとても楽しみなんです♪












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