濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

インターンシップ2014年

インターンシップ2014年


竹虎では毎年、8月の最後の2週間でインターンシップの受け入れをしています。今年はなんと、8人もの学生さんが参加してくれました。


前半の5日間は、高知県須崎市安和の竹虎本社での実習。花かご作りや虎斑竹の油抜きなど実際に竹に触れながら作業をしてもらいます。そして、後半の5日間は竹虎インターンシップでの体験などをまとめ、EC事業部でwebページ作成のための下絵やテキストを考えてもらいます。


インターンシップの初日は竹虎工場、日本唯一虎斑竹の竹林見学。しかし当日は時折滝のような大雨がゴーゴーと激しく降っていました。私も写真撮影のために同行させてもらったのですが、竹林見学は中止だと思わざるを得ない状況...。けれど、お昼を過ぎ、いざ竹林へ向かう!という時には奇跡的に雨が綺麗に上がっていたのです。そのため、晴天の時とはまた違うしっとりとした美しい竹林を見てもらうことが出来ました。雨で足元がぬかるんでいたこともあり、学生さんたちは竹林をこわごわ歩いていましたが、手を差し伸べ合うなど微笑ましい場面も見られました。


実は、私も2012年の竹虎インターンシップに参加したのですが、一番大変だったのが花かご作り。DVDを見ながら自分たちで作る慣れない作業に苦戦しました。今年の学生さんも底編みや底上げ部分に苦労したようです。でもそれだけに完成した時の喜びは皆さん本当に大きかったのではないでしょうか?


そして後半のEC事業部では、去年に引き続き私がインターンシップ生の担当をさせてもらいました。今年は人数が多いので、AとBの2グループに分かれてそれぞれページを考えてもらい、プレゼンテーションをした結果、良かった方のページを作るという新しい試みに挑戦。


今年の学生さんはお互いにどんどん意見を出し合い、ページ作成の初日で大まかな下絵が仕上がっていました。私が竹虎インターンシップに参加した時には、初日はほぼ白紙状態...。今年の学生さんは感想や意見を求められても、常にハキハキと自分の考えを話すことができていたので、みんなのパワフルさに感心させられっぱなしでした。しかし、途中から行き詰ってしまったようで、みんなの顔から笑顔が少なくなっていた日もありました。出だしが順調だった分、中々前に進めない状況に苦労したようです。けれど、1人ではなくグループでの作業だったため、互いに助け合いながら前に進んでいる様子がとても伝わってきました。


最終日のプレゼンテーションでは、今までの成果を出し切ろうと、自分たちの考えたページを懸命に発表してくれました。どちらも「竹虎インターンシップでの経験や学びを伝えたい」という気持ちが伝わるページでした。2グループに分かれたことで対抗意識がうまれ、互いに高め合うことができたのだと思います。最終的に、Bグループの案にAグループの良い所を差し込む形でページを作ることに。今までのインターンシップのページとは一味違う面白いページがを考えてくれたので、皆さんも楽しみに待っていてください。