エコ洗濯に

231714e1.jpg山桜は木材の中でも湿気につよい素材だそうです。お寺の廊下などは南国土佐の激しい風雨にさらされて濡れてしまうことも多いのですがそんな所に昔から多用されてきた素材だと聞いて納得しました。そんな山桜でつくったコンパクトな洗濯板が昨年のテレビ放映からずっと人気でなかなか製造が間に合っていません。お風呂にはいるついでにバスルームでササッと洗ったりと結構今の若い方にも愛用者が多いようなのです。

幻のメゴ笹洗濯かご

963aee43.jpgボクは小さい頃、温泉好きの祖父に連れられ仕事がてらの旅行で全国あちこちの温泉に行ったようです。記憶がなかったり忘れていたりする事も多いのですが、大きなお風呂にたっぷりのお湯、もうもうと立ちこめる湯気とかけ湯の音...不思議と鮮明によみがえったりします。
メゴ笹洗濯かごもそんな温泉場の遠い記憶の中にしまってあったもののひとつでしょうか、はじめて見たのに懐かしい気持ちでいっぱいなりました。でも、実はこのカゴを初めて手にする事ができたのは竹虎入社して3年も経ってから。話には聞くものの作る事のできる職人さんがいなくなりずっと欠品で「幻のかご」と言われて実物を見ることはできずにいたんです。だから、最近になって腕のいいメゴ笹職人さんに出会ってから古き良き時代をしのぶ逸品をこうして少しづつでもご紹介できるようになり本当に感謝しているのです。

幻がまたひとつ

6c74d756.jpgこの洗濯カゴには一目惚れしました。
とにかく鼓型のデザインといい
直径が40センチ高さ40センチ
という大迫力ながら
丁寧にとられたヒゴと
編み込みの美しさといい
非の打ち所がないのです。

洗濯カゴというだけでなくて
お使いになられる方のアイデアひとつで
様々なシーンで活躍しそうな
サイズと丈夫さもあります。

ただ、残念なことに
このカゴも作る方が少なくなったのと
材料の関係もあって
今年の秋までは商品がありません。

幻の名品がまたひとつ増えたようです...


ああ、幻といえば
こちらも、なかなかできない
メゴ笹洗濯かご
職人さん頑張っていますから
近日にはなんとか少しご紹介できる予定です。