ゆうパックに変更して、涙が出たお客様

竹虎ゆうパック変更チラシ


全国的に宅配の運賃についてのニュースなども多々ありますが、竹虎では今月から30数年来ずっとお世話になってきたクロネコヤマト便さんから、ゆうパックさんへの切り変えさせて頂きました。


自分達の大事な荷物を運輸品質日本一と言われるクロネコヤマト便で運んでもらう事にずっと安心感をもってお願いしてきました、今もその信頼は全く揺らいでいないのですが地元で頑張っている郵便局、ゆうパックさんの熱意も又心に響きます。


地域の特産を日本全国にできるだけ早く、確実に、丁寧に届ける使命感を担当の方から感じました。最後は「24時間体制でやる」と手渡していただいた電話番号で、ゆうパックさんにお願いする事にしたのです。


しかし、今まで長年お世話になったクロネコヤマト便の配達から急にゆうパックに変わる事は自分達以上にリピーターのお客様にもあるのではないか?そこで、このようなチラシを荷物の一番上に目立つように一枚入れさせてもらっています。


ゆうパックの配送について、何か不都合、ご意見があれば、直接竹虎四代目まで連絡いただきたいと思い大きく自分個人の携帯番号を入れています。今月に入って20日と少しが過ぎましたが今のところ一件も電話が入りませんので、ゆうパックさんは頑張っておられるのだと思います。そんな今日この頃、このようなメールをお客様から頂戴したのです。全文をそのまま掲載いたします。


「定期購入、次回からゆうパックになるとお手紙が入っていました。クロネコからゆうパックに移行するなら、定期購入やめます。理由を申しますと、ゆうパックは時間指定しても届くことがない。つまり、時間指定していても受け取れないことが多いのです。これから利用しようとしてるショップがゆうパックの場合、購入しません。現在、クロネコからゆうパックに移行してる業者も増えているので、その影響で更に届かなくなってるんだと思います。大変申し訳ないのですが、定期購入はやめます。送料あがっても、クロネコの現状維持がよかったです。竹虎の洗い水、気に入ってたのに残念です。」


ゆうパックトラック


そして更に続いて、このようなお便りも頂きました。何度も竹虎でご購入いただく大事なお客様ですので何とか方法はないかと検討もしましたが、やはり対応が難しいという結論でした。


「またクロネコに戻ってほしい、切実な願いです。実際、父の知り合いが郵便局で配達担当してるのですが、クロネコからゆうパック変更の業者が増え、時間通りに届けれないことも増えたと言ってました。他店にて、ゆうパックで時間指定しても届かず、再配達依頼しても受け取れず・・・商品キャンセルを何度かしたほどです。全部のゆうパックが遅れるということはありませんが、やはり現場の生の声を直接聴いてるので、尚更です。会員はこのまま登録しとくので、またクロネコに戻ったら即注文します。」


そして先日、このようなメールを頂いたのです。


「こんにちは。ヤマトからゆうパック移行で、定期便をやめました。また注文してもよいでしょうか?ゆうパックはイヤですが、どうしても竹虎さんの商品以外のものがつかえません。特に竹酢液は一目瞭然で、お風呂の湯冷めが他社よりずっと温かさが持続します。竹虎さんの竹酢液がなくなったのでドラッグストアで他社の購入しましたが、湯冷めが早い。もしよければまた注文したいです。お忙しいと思いますが、返信宜しくお願い致します。」


この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」は2006年から毎日書かせていただき13年目になりました。30年と言うくらいですので、まだまだ続きますが多い日には1000名を超える方にご購読いただいています。何といっても竹虎のお客様が多いように思っておりますが、お取引様や中には竹虎の運送を担当される方もおられますし、当社社員、職人、内職さんもいます。この春新卒採用で竹虎に入社予定の方もおられるかも知れません。


自分はこのお客様のメールを頂いて心が震えました。そして、これが竹虎の存在意義のひとつだと思っています。竹は衣食住様々なものに姿を変え、形を変え人の暮らしに寄り添い、役立ち続け、無限です。高知の田舎から全国の皆様に「竹のある暮らし」をお届けするのには、どうしても輸送という手段が必要で、最終的にお客様に手渡しするのは配達員さんです。


作り手から使い手に届けるまでを繋ぐ「届け手」と一緒になってこれからも歩んでいかねばならないと思っています。


バイバイ洗濯ジプシー大好評のお客様の声!先着100名様にお試しプレゼント「竹炭の洗い水」

先着100名様にお試しプレゼント「竹炭の洗い水」


今月に入って開催させていただいております先着100名様「竹炭の洗い水」無料プレゼントをご存じでしょうか?お陰様で大好評ですので本日再度開催させていただく事にしております。アトピー、敏感肌の方のための自然派洗剤「竹炭の洗い水」は原料に国産土窯づくりの竹炭と竹炭灰だけを使用した赤ちゃんから、お年寄りまで安心して使える洗濯用洗剤なのです。


竹炭の洗い水、お客様の声


小さなお子様のおられるお母さんとアトピーの方に沢山のご支持をいただく洗剤です。泡立ちがないので初めての方には「本当に洗えてるの?」と不思議に思われる事もあるようですが、竹炭と竹炭灰だけで作られていますので、お子様だけでなくお年寄りの乾燥肌にも喜ばれています。


竹炭の洗い水、お客様の声


すすぎが一度で済むので時間も電気代も節約できて、柔軟剤いらずの柔らかな仕上がりに驚かれる方も多いのも竹炭の洗い水のひとつの特徴です。


竹炭の洗い水、お客様の声


汚れ落ちも通常の洗剤と遜色ないと言って頂いておりますが、洗浄力テストでは汚れの種類によって落ちにくい物もあるようなので今後の課題として考えています。


竹炭の洗い水、お客様の声


環境に優しいという事で竹炭の洗い水をお選びいただいているお客様も沢山おられます。人も自然の中で生かされています、自然に優しい事は当然人に優しい洗剤という事です。無料プレゼントの機会に一人でも多くの方にお試いただければと思っています。


青竹踏みを踏む、天草四郎の絵はがきが届きましたぜよ。

青竹踏みを踏む天草四郎の絵はがき


お客様からのお便りは何よりも嬉しく、元気の源となっていますが、最近ではメールやメッセージなど電子的なお手紙だけでなく手書きの葉書など頂く事がも多くなっています。先日、青竹踏みをお求めいただいたお客様からも、とてもユニークな物でしたぞね。


描かれているのは天草四郎さん。そうです、あの島原の乱を率いた有名なキリシタンの方です。まだ10代半ばの少年のような年頃でありながら一揆軍の総大将となったカリスマ性からか、この戦い自体も映画や小説、アニメなどで題材として取り上げられているのです。そんな天草四郎が何故か青竹踏みを使って「good!」と言ってます。まあ高知の自分達だったら坂本龍馬を描くようなものでしょうか。地元の英雄が今も地域の方々の心に生きていると言う事ですろう。


しかし、この青竹踏みには手書きのイラストならずとも色々なお声をいただいております。2016年9月6日にI・H 様からいただいてお声を少しご紹介したいと思いよります。実は整骨院や整体院の先生方からも、青竹踏みには圧倒的な支持をいただいちょります。


「先日腰痛の為整骨院へ行ったところ、青竹踏みを勧められ、最初はプラスチック製の物を購入しました。あまりにも痛くて、やはり昔ながらの竹製でしかも国産で...と、探していたところ御社の商品に出会いました。ひんやりと足裏に気持ちがよく、天然なので足にも馴染み、踏んでいると身体がポカポカに!昨夜は良く眠れました。継続が苦手な主人にも勧めて、家族で愛用したいと思います。(I・H 様)」


若い時には血圧など気にもしていませんでしたが、同級生が血圧の薬を飲んでいるなどと聞くと自分もそんな年齢になってきたのかなあ、などとも思うがぜよ。青竹踏みはそんな高血圧の改善にも役だっているとのお声をいただきます。これは2016年10月24日にI・S様から頂いたコメントです。


「先日の会社の健康診断で高血圧と診断され、以前はよく山に登っていたのですが、最近ほとんど行かなくなってしまい腰も痛くて、運動不足を痛感していました。そこで、そうだ、青竹があったんだと思い出し、ダメもとで久しぶりに青竹踏みを始めました。そうしたら、驚いたことに、腰痛がかなり改善されてびっくり!さらに、血圧も150から130まで下がって、本当に驚きました。とても嬉しく、感謝しています。(I・S様)」


まあ、この他にも本当に沢山の参考になるお声を、青竹踏みへの声としてまとめています。ご関心があれば是非ご覧いただきたいがです。
 

使い込んだ虎竹二折財布

虎竹財布


自社製品を長くご愛用いただける事は、どんな会社様であっても職人であっても本当に嬉しい事だと思います。この虎竹二折財布が修理のために本店に届けられた時には社内で「すごーーーい!」と歓声が上がりました。


虎竹の色合いは深まり光沢がにぶく光っています、毎日手にしていただき実際に使っていただいた虎竹から伝わる迫力。折り曲げて使う財布ですので、細く割った竹部分に負荷がかかってしまい竹が剥がれてしまっています。ご自分で修繕された跡が残っていますが、どうしても直りきらずに当社に返ってくることになったのです。


しかし、見れば見るほど格好が良いものです。竹についたキズも、これだけ使い込んでいますと勲章のごとく輝いています。早くお客様のお手元に手直しした財布をお返ししたい、どんなお顔をされるだろうか、出来あがりが待ち遠しいのです。


高知新聞の土佐あちこち「開花を待つ」と、お客様のお手紙

高知新聞の土佐あちこち「開花を待つ」


竹は古来日本人の暮らしに欠かせないくらい色々な製品に姿を変え、形を変えして支えてきましたので竹虎にも、実に沢山の商品があるがぜよ。けんど、その中で一番の多くの皆様にご愛顧いただく、いわゆるヒット商品...は?そう問いかけられたら何といいますろうか?意外な答えですが「高知新聞」なのです。ええっ?何なの、どうして?そう思われる方が少なからずおられると思います。たまに人様の前でお話させていただく機会がある時には、いつもこのお話もさせてもらうがですが、実はこういう事ながです。


竹虎からお客様にお送りさせて頂く荷物の緩衝材として高知新聞を使わせてもらいゆうのです。配達所から古新聞をもらってきたり、社員が持ち寄ったりした馴染みの新聞、クシャクシャと丸めたりする事もありますが、そのシワだらけの高知の新聞を全国の皆様が大事に思うて隅々まで読んで頂いているようです。


だから、他の地域より早い田植えの話題や、高知の県鳥のヤイロチョウの事だとか、よさこい祭りの優秀賞のチームなど地元高知ならではのニュースをご存じだったりされるのです。竹虎をご愛顧いただくと同時に、こうして高知新聞を通じて高知の事やモノ、人の事まで関心を持って読んでいただけるとは、まっこと嬉しい事ながぞね。


さて、今回はそんな高知新聞をご愛読(?)いただくお客様から全社が沸き立つようなお便りを頂きましたちや。何と、自分達も知らずに見逃していた竹虎の掲載記事をお客様から教えていただいたがぜよ!!!まっこと、感激するやら、嬉しいやら、このような沢山の方に支えられて日本唯一の虎竹の里で竹と共に生かせてもろうちょります。


<お客様直筆のお手紙>
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前略 早速に竹皮スリッパ(下駄鼻緒)をおくっていただきありがとうございました。五十年ばかり昔、母に作ってもらったまましつけ糸がついたままであった和服の雨ゴートを、丈の長いブラウスに仕立直してもらいました。足元を和風にと思い、役立たせていただきます。


ところで送られてきた荷物に高知新聞が入っていましたので、何げなく目をとおしていたら「竹虎」さんの記事が載っておりました。はがきを出すつもりでいましたが、これはあまりにも偶然とはいえ、まあ、めったにないことですので、お知らせがてら、FAXさせてもろうたほうがいような気がしてまいりました。

高知の知りあいも少なくなって、知りあいがいるうちに一度帰えりたいと思っています。久礼に行けるようならついでに須崎にも...と夢はふくらむばかりです。土佐弁のブログ毎日読ませてもらいよります。では。


以上がお客様よりいただきました直筆のお便り、そして下記は高知新聞の掲載記事ですぞね。書いてくださったのは当社に何度も足を運んでいただき、地域の応援を力いっぱいしてくれている地元須崎支局の山本仁記者。虎竹の里に暮らす皆様のお陰で竹虎はこの100年、大好きな竹を扱い、製造し、商いさせてもろうてきました。日本唯一の虎竹の発信で、ちっくとでも地域に貢献できるのであれば全てを賭してやるだけぜよ。この記事は、そんな自分達の背中を強く押してくれるがです。


<新聞掲載内容>
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土佐あちこち「開花を待つ」
職人から職人へ。幾年も受け継がれた伝統が、海外に飛躍しようとしている。須崎市安和地区にしか生息しない虎斑竹を扱う竹材メーカー「竹虎」が、全米最大規模のファッション展示会に初出店した。米国在住のデザイナーと新装した竹バッグは会場で注目を集めた。「(虎斑竹は)僕らの誇り。『ここにしかない』っていうのはすごい強みなんやと、海外であらためて感じた」。山岸義浩社長が力を込める。


山岸社長によると、原型となった竹バッグは、戦後日本から欧米に輸出されていた製品をモデルに、虎斑竹を使って復刻したものだという。それがニューヨークのバッグデザイナー、中野和代さんの目に留まり、"再び"海外に飛び出すことになった。「(商品として)売れる自信が出てきた」と山岸社長。虎斑竹と日本の技術が認められたことを何より喜んでいた。「僕らが見過ごしている地域の価値が、まだあるがじゃないか」とも話していた。


季節はちょうど、桜の時季を迎える。一年の風雪をじっとこらえ、栄養を十分に蓄え、春の日を浴びて花開く。地域に眠る資源に、そんなイメージを重ねてみたい。


作務衣のご縁

竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI、TAKETORA)、,作務衣,さむえ,SAMUE


今年に入ってから、どういう訳は分かりませんけんど海外から来られる方が多くなっちょります。一昨日はシンガポールから見学にお越しになられた方々がおられましたぜよ。本店や工場、そして日本唯一の虎竹の竹林などご覧いただきましたけんど同じ東南アジアの方なら、竹などそんなに珍しくないのではないろうか?と心配しよりましたが、竹細工などを本当に喜んで手に取っていただき嬉しく思うたのです。


考えてみたら日本でも、これだけ竹が沢山あって海外の方からすると「日本=竹」というイメージを持たれているのにも関わらず実際は竹林などには足を踏み入れた事もないという方がほとんどなので、竹文化圏のお客様と言うても竹に日頃触れ合われている方は自分が思うよりも、ずっと少ないのかも知れませんにゃあ。


さて、そのシンガポールからのご一行様の中に、最初からずっと気になる方がお一人おられました。一番ご年配で貫禄のある方でしたのでリーダー格の方に違いないと思いよりましたが周りの方の気遣いなど見ていると、どうやら間違いないようです。名刺には「Dr.」と書かれちょりますので何かの博士ですろうか。けんど博士には、あまり似つかわしくない普通のズボンに上着だけ作務衣を着用されちょります。恐らく日本に来られてから何処かで手に入れられて羽織られている感じでしたが、その作務衣がどうも自分が30年近く愛用していて、今日も着ている笹倉玄照堂さんのもののように思えて仕方ないのです。正面から見てハッと思いましたが、後ろ姿の肩のステッチを見て確信しました。そこで思い切って作務衣の事を聞いてみる事にしたがです。


「ステキな作務衣ですね、お好きながですか?」


そして、背中裏側についたタグを拝見させていただくようお願いしました。快くご了承いただけたので、襟首をつまんで見てみると...


「笹倉玄照堂!!!」


見事に見慣れたブランド名がありましたぜよ!しかも、驚いた事に白文字ではないですか!?実は、現在のタグは全て赤文字になっていますが、かっての笹倉玄照堂は白文字でした。いつの頃に文字色が切り替わったか定かではありませんが自分も20着持っている中で白文字は4着しかないので時代としては、かなり古いモノのはずぞね。


むむむ、、、古い時代の作務衣を何故シンガポールの方が!?


不思議に思いよりましたが謎はすぐに解けました。案内をされている日本の方が、珍しいものを見て頂こうと骨董品屋さんにお連れしたそうなのです。そして、そこで日本的な上着という事で目にとまり購入されたとの事でした。


なるほど、デッドストック。それで新品のような生地やったのか...。


その作務衣の生地はメーカーさんに何度も問い合わせしたものの今では生産できない自分の大好きな厚手の生地でした。形自体は笹倉玄照堂なのに生地に違和感があって、ちっくと迷ったのもこのせいやったのです。


それにしても、体格の良い海外の方にピッタリの上着がよくあったものちや。もしかしたら、あまりに大きなサイズなので着られる事なく今まであったのかも知れませんにゃあ。まっこと、ご縁で遠く海外に行くことになった笹倉玄照堂ですが、この方とは、言葉は分からないのに作務衣で意気投合しましたきに必ずどこかで又作務衣姿でお会いできると思うちゅうのです。


竹虎四代目なりきりセット来高!

竹虎四代目なりきりセット


先日のブログでもお話しさせて頂いている通り、光岡自動車Like-T3がやって来たもののその後は日本唯一の虎竹自動車プロジェクトは、なかなか目に見える進展が出来ずにおりますぞね。今回のプロジェクトは、ご存じのようにクラウドファンディングという新しい手法を使うて全国から135名様ものご支援の手を挙げてもろうちょります。それだけに応援いただきます皆様からの期待や注目の高さをいつも以上に感じながらですので、そのプレッシャーが職人の手を止めてしまっていると言う事もありますろう。


ちょうど虎竹の里での年に一度の伐採シーズンと重なり、これから忙しい時期となりますので、そのありたでも作業の遅れは出てくるのは間違いありません。けんど、自分達に乗り越えられない壁はやってきませんので、とにかく最高の車を作るべく一歩また一歩と踏み出すだけやと思うちょります。


さて、クラウドファンディングでは、ご支援いただく皆様にそれぞれの金額に応じた特別な商品をご用意させてもらっちょりました。そのひとつに「竹虎四代目なりきりセット」というものがあったのです。これは自分がいつも愛用しよります藍染め作務衣と、竹虎で実際に使われる竹虎前掛け、首に巻くマフラーならぬ竹虎タオルがセットになったものですぞね。作務衣は、永六輔さんも愛用しているという笹倉玄照堂のものに竹虎のロゴ入り、お尻部分のポケットなども付けてもらった別注品。前掛けはFBの日本唯一虎竹部の部員の一部の方にしかお分けしちょりませんし、祖父の時から同じデザインで使い続ける竹虎タオルは暮れに職人や内職さんに手渡しする品ですきに当然今まで誰からに販売した事もお分けした事もないもの、なのでこの「竹虎四代目なりきりセット」は、かなりレアなものという事が言えますぜよ。


このレアな「竹虎四代目なりきりセット」をご支援いただくだけではなく何と高知までお持ちいただいて着替えて見せて下さった素晴らしい、お客様がおられましたちや。確かに今回、高知にお越し頂くついでがあったとは言え、お客様は神様です、というフレーズがありましたが、まっこと神様のような方ですぞね。インターネットやクラウドファンディングは決して仮想空間でもゲームのような事でもありません、こうやって血の通い、心の通じる現実そのものの世界です。だから通信販売も「通心販売」だと言われる方がおります。リアルな世界以上に本気、本物、本質がますます大事かも知れません。


竹虎掲載紙面の新聞バック

高知新聞バック


新聞バックというものをご存じですろうか?虎竹の里も高知県の西部に位置しますけんど、更に、ここから四万十川方向に車で走り、雄大な川を横目に山道を進んでいきますとると四万十町十和なる所があり、そこに人気の道の駅「四万十とおわ」さんがあるがです。ここは前々から、こじゃんと(とても)面白い取り組みや商品開発をされていて全国的にも注目される道の駅なのですが、新聞バックは確かここで生まれたものだったように思いますぞね。


何と四万十川は全長196キロもあって、その源流は意外に須崎市の近くにあるのです。そんな事もあり、四万十川清流保全には自分達も、本当に気持ちだけですけんど協力させてもらいよりますが環境を考える中で紙資源の有効活用という事で、この新聞バックが出来たように覚えちょります。


まあ、けんど新聞を使ってバックができるなど考えた事もなかったですが、実際できたものを見せて頂くと、これが丈夫でなかなかエイものながです。最近ではデザインに凝ったものもあって単なる紙バックから進化してファッション性まで兼ね備えたものがあるから本当に素晴らしいがぜよ。


さて、そんな新聞バックを、先日はいくつか頂く機会がありましたぞね。ただし普通の新聞バックではありません、自分達にとったらスペシャルでオンリーワンな新聞バック。何と、竹虎が最近何度か地元高知新聞に掲載頂いちょりますが、その紙面がちょうど読めるように形づくって製作頂いているのです!写真はもちろんですが、文章部分についてさえも全文が読めるように考えた作りになっていて、まっこと心から嬉しくなって、感激してしまうのです。


大、中、小と様々な形の新聞バックを製作して届けてくださったのは当店の昔ながらのお客様でした。竹虎二代目義治が、地域特産の虎竹だけでなく日本全国の竹細工、竹製品を集めた展示場を開設したのは今から45年前の事ながです。それから竹虎本店として、ずっと店を手伝ってきた祖母、そして、切り盛りしてきた店長である母。長い歴史の中で沢山の地元の皆様からのご愛顧をいただいて今日に至っているのです。近年ではインターネットで竹虎を知っていただく皆様も多くなっちょりますが、このような出来事があるたび竹虎を、虎竹の里を守り続けてくれた先人の方々への感謝の気持ちでいっぱいになるのです。本当にありがとうございます!


福島千里さんからの、お礼状

福島千里さんからの、お礼状


福島千里さんというたら日本女子短距離レースの選手として、こじゃんと活躍されている方ですぞね。名前を聞いただけではピンとこられない方でも、あの腹筋がビシッと入った精悍な身体付きと、カモシカのような走りをされる映像は一度はご覧になられた事はありますろう。女子100メートル、200メートルの日本記録保持者でもありますし、これから、ますますの活躍を期待されちゅうアスリートでもあります。


そんな凄い方から突然のお礼状をいただいて、まっこと、ビックリするらや、慌てるやら混乱しちょりましたが、何でも青竹踏みをお使いいただいてるようなのです。北海道のお生まれで現在も恵庭市にある北海道ハイテクACというところで、トレーニングをされているようです。北海道には竹が少なくて、北海道のデパート催事では、竹が本当に人気で、とても嬉しかったことを思い出しますけんど、身近にない竹だからこそ、その良さを敏感に感じていただけるがですろうか?


とにかく、まさに足を大事にされるトップランナーの陸上選手の方も、青竹踏みをご利用という事で、やはり日本古来の青竹踏みの効能を改めて思いゆうがです。単純に竹を半割しただけの簡単な構造でもあり、また、お手軽な値段でもありますので、つい見過ごされやすいのかも知れませんが、その実、昔から日本で愛用され続けてきた実績は伊達ではないがぜよ。使い出したら、その良さを実感して手放せなくなります。こんな身近な竹製品から竹を見直してもらいたいがですぞね。


版画の嬉しいお葉書

木版画の文鳥と竹皮草履


竹虎には毎日、毎日まっこと嬉しいお便りが届きよります。わざわざ、お送りいただく皆様、ありがとうございます!頂きましたメールやお手紙は毎朝の朝礼で紹介させてもろうて、社員一同で共有させていただくようにしちゅうがです。


竹商品についての嬉しいお言葉。ご愛用いただく中で感じる暖かいメッセージ。当社社員を名指してもろうて感謝のお心を頂いた時などは、まっこと胸が熱くなる思いをしよります。そして、改めて自分達にしか出来ないの事を、これからも、まさに竹のように真っ直ぐにやっていくことをその都度、心にしっかりと刻ませて頂きよります。本当に沢山のお客様に支えられて、何とか竹の仕事を続けさせてもろうちゅう。そう感じない日はない毎日ですけんど、今日いただいた一枚の葉書は更にそんな思いを強くしたがです。


木版画家のお客様ですきに、ご自分が創られた絵葉書をお届けいただいたがです。味のある文鳥の絵柄のポストカード、実は自分も顔に似合わず版画というのも嫌いではなくて、何度か版画展にも足を運んだ事がありますぞね。頂いた作品もじっくり見ていて、やっぱり気になるのは、その足元。


「何か、竹皮草履を履いちゅうように見えるにゃあ」


朝から晩まで竹ばっかりですきに、ついに竹の幻覚を見るようになったろうか?そう、思いよりましたけんど、これは幻ではなく、やっぱり竹皮草履やったぜよ。ご自分が、いつもご愛用いただき、お気に召していただいちゅうからこそこうやって、手彫りしてお送りいただけるがですろう。そう思うただけで、ギュッ!と兜の緒ではなくて前掛けの緒を締め直したい。そんな気持ちを強く強く持つがですちや。本当に感激しちょります、ありがとうございます!