かしゆか商店に掲載いただいた虎竹二段ピクニックバスケット

 
カーサブルータス、かしゆか商店


月刊「カーサ ブルータス」の中に、かしゆか商店という日本各地の伝統工芸を集めたコーナーがありますが、ここに虎竹二段ピクニックバスケットを取り上げて頂きました。かしゆかさんは、ご存じのようにPerfumeのメンバーですが地域を感じる手仕事の中より今回は竹虎をお選びいただき光栄に思いました。


虎竹うるし箸


職人の仕事を熱心にご覧いただき最後に虎竹漆箸をお求めいただきました。ご紹介いただいた虎の二段ピクニックバスケットで外の行楽に出かけられる時にもお供させていただきたい軽さと細さ、竹ならではのしなりと強さを兼ね備えたお箸なのです。


虎竹二段ピクニックバスケット


角物細工と呼ばれるピクニックバスケットやランチボックスはこのように製作されています。多種類用意された細かいパーツに驚かれるかも知れません、職人の苦労がお分かりいただけます。




大食漢の?白竹四ツ目弁当箱が登場です

白竹四ツ目弁当箱


しばらく製作できていなかった白竹四ツ目弁当箱がリニューアルした形で出来あがりました。通気性抜群でランチボックスとしても最適な編み込みだと思っているのですが案外探しても少なくて竹のお好きな皆様も、ありそうでいて目にする機会が少ないのではないかと思っています。


白竹四ツ目弁当箱


熟練の腕利き竹職人が手掛けているだけあって作りは美しく、しっかり編まれた弁当箱です。ただ、特徴はもうひとつあって、それは大きさです。お弁当箱としては結構なビックサイズ!大きさは若干違いますものの一番大きなものだと幅21センチ、奥行き14センチ、高さは10センチほどあります。


竹カトラリー、白竹四ツ目弁当箱


そこで、お弁当箱というだけでなくカトラリーを入れてもいいですし、薬箱や化粧品入れとして裁縫箱として等いろいろなお使い道がありそうです。


白竹四ツ目弁当箱


白竹四ツ目弁当箱


自分などは、もちろんお弁当箱として使いたいと思いますけれど、このサイズにしっかりオニギリ詰め込んだら、そこそこの大食漢の方でも満足されてるのではないでしょうか。


ランチタイムにプラスワンできる虎竹網代ミニ弁当箱

 
虎竹網代弁当箱


虎竹網代ミニ弁当箱は通常サイズの弁当箱と比べるてみたらこの通り。新しく作ったミニサイズがどれくらいの大きさ感かといいますと、こうして手の平にのるくらいの可愛さです。


虎竹網代ミニ弁当箱


このような小さな弁当箱でも作りは全く同じ網代編みでしっかり丈夫ですけれど一体どんな風に使うのでしょうか?男性の皆様でしたら、いくらダイエット中でも少し足りない大きさです(笑)。


虎竹網代ミニ弁当箱


そこで使い方としては、メインのお弁当箱にプラスワンしたい時に例えばサラダ専用のランチボックスとしてこのように使うのはいかがでしょうか?


フルーツ籠


はたまた、ミニバナナなら入りますから食後のフルーツやデザート用としてご愛用いただくのも良いかも知れません。


弁当箱力竹


実は竹細工は小さい方が編みづらいのです、それでもサイズに関係無く力竹も入れられていますので長く快適にお昼のお供ができるのではないかと思っています。


虎竹網代ミニ弁当箱


虎竹の模様はオンリーワン、それぞれが全て違いますので出来あがる弁当箱の風合いもまさに世界に一つです。


虎竹網代弁当箱、竹虎四代目(山岸義浩)


この緻密な編み込みの虎竹網代弁当箱が、どのようにして編まれているのか?職人の仕事が分かりやすいようにYouTube動画も作らせて頂きました、お時間あれば是非ご覧くださいませ。




白竹網代ミニ弁当箱をリニューアル

 
白竹網代ミニ弁当箱


とても可愛い白竹網代ミニ弁当箱がリニューアルしました。竹の弁当箱と聞けば真っ先に思い浮かぶ竹ヒゴの目がギッシリと詰まったこのような編み込みを網代(あじろ)編みと呼びます。緻密に編まれているので丈夫だけれど、竹のしなやかさがあり、通気性も良いという、まさに弁当箱に最適の作りなのです。


白竹網代ミニ弁当箱


今回の網代弁当箱は「ミニ」と名前が付くだけあって本当に小振りなのでメインのお弁当箱には女性の方でも小さいと思います。けれど、デザート用として果物やスイーツなどを入れてお使いいただくか、もう一品プラスワンのおかず入れとしての用途などがあるのではないでしょうか。


竹弁当箱


白竹弁当箱


実はこのような編み込みも小さい方が編みづらく難しいものですが、もちろん大きなサイズ同様に美しい仕上げとなっています。底からご覧いただきましても綺麗な形がお分かりいだけるかと思います、力竹もしっかりです。


網代編み弁当箱


プラスワンにミニサンドイッチはいかがですか?アイデアで色々とお楽しみいただける熟練の竹職人ならではの竹弁当箱ができました。下段にあるYouTube動画では虎竹で網代編み弁当箱を製作していきます、この白竹網代弁当箱も全く同じ手順でひとつひとつ編まれています。




雑誌「ララビギン」掲載の白竹ランチボックス

 
雑誌ララビギン(lalabegin)


雑誌「ララビギン」は今風のお洒落なファッションはじめ生活提案が満載されています。これから夏に向かってアウトドアの機会も増えそうですが外の遊びやスポーツ、食事に関する情報も色々と盛り込まれていますので今回は白竹ランチボックスを取り上げて頂いたのです。


雑誌ビギン(lalabegin)掲載、白竹ランチボックス


竹虎には竹弁当箱は手付きのピクニックバスケットなども含めると50種類近くあるのではないでしょうか?改めて考えてみますと種類は少なくありません、しかし、そんな中で白竹ランチボックスの長角タイプを選ばれたのは、さすがのセンスです(笑)。


白竹ピクニックバスケット各種


このような弁当箱を手付なども含めて角物と呼びます。一段から二段、三段などとバージョンがありますし、ご愛用される皆様の人数によってもサイズもそれぞれご用意があります。


虎竹ピクニックバスケット


そんな中、日本唯一の虎竹で製作したランチボックスやピクニックバスケットは虎竹の里自慢の逸品です。ところが同時に皆様が思う以上に沢山の細かいパーツがあり手間と時間のかかる竹細工でもあります。YouTube動画で虎竹ピクニックバスケットの製作工程をご覧いただければ職人の苦労がお分かりいただけるかと思っています。




びっくり!?風呂敷タイプの弁当箱

白竹風呂敷弁当箱


竹の弁当箱は数あれど、まるで包んでいた風呂敷を広げるかのように四方向に開くタイプの風呂敷弁当箱は他にありません。本当に独創的、全体を白竹四ツ目で編みこんで竹の柔軟性を利用して扉は開閉します。


白竹風呂敷弁当箱(セカンドバッグ)<br>


四つの扉を折り曲げる形で蓋を閉めて、中央で留めているのも竹の持つ弾力だけでもっています。


白竹風呂敷弁当箱(セカンドバッグ)<br>


少し大型のお弁当箱としてお使いなら2人分くらいのお弁当が収納できそうです。セカンドバッグのように小脇にかかえてご愛用いただく事もできます。


白竹風呂敷弁当箱


赤茶けた艶が何とも魅力的ですが、もちろん染ているワケではありません。


白竹風呂敷弁当箱(セカンドバッグ)、竹虎四代目(山岸義浩)


元々はこのような白竹(晒竹)の真っ白い竹肌が、長年の使用と経過によって自然と色づき、このような渋い風合いとなりました。お気に入りの一つを大事に長く使っていく、これからの皆様に実践いただきたいライフスタイルです。




故郷に錦を飾る虎竹網代弁当箱

 
虎竹網代弁当箱


虎竹網代弁当箱を是非お手に取っていただきたい、ビシッと折り曲る四隅に職人気質が良く表れています。昔から竹弁当といえば緻密な網代編みの竹弁当箱でした、虎竹で編み上げる事によってワンランクもツーランクもアップした上品さと魅力を感じるのは自分だけでしょうか。


虎竹ランチボックス編み込み


網代編みの弁当箱は、まず一枚の平べったい板状に編み込んでから四方を直角に立ち上げて箱型にしていきます。本体の編みに加えて上にピタリとかぶせる蓋部分が必要なので丁寧な手仕事で一つづつ完成させていくのです。


虎竹網代弁当箱の工房


竹虎では竹弁当箱用に(大)70センチ、(小)53センチ、二種類の風呂敷をご用意しています。デザインにはご自身も竹職人でもあられた版画家の倉富敏之先生の作品の中から網代編みの図柄をお借りして製作させて頂きました。網代模様の風呂敷から網代編みの弁当箱など、ちょっとシャレています。


虎竹弁当箱編み込み


虎竹も油抜きしたそのままの素材なら、口巻きに使用する籐も自然な色合いそのままです。


虎竹林で竹弁当箱、竹虎四代目(山岸義浩)


今日のお昼はコレ!こんな風にご愛用いただく方がコツコツと編み上げる竹細工と同じように全国に一人、また一人と少しづつ増えている事を嬉しく思っています。虎竹の竹林に立派になって帰ってきた弁当箱、故郷に錦をかざっているかのようです。




虎竹網代弁当箱の仕事

 
虎竹と虎竹網代弁当箱


虎竹の竹林に入ると、「ここにも」「そこにも」「あっちにも」と虎竹模様の竹は遠くからでもハッキリ分かります。もちろん初めて方の場合だと淡竹特有の蝋質が薄く竹表皮にかかって少し分かりづらい事はあります。けれど、こうして油抜きした虎竹ならどうでしょうか?全く別の竹だと言われても信じてしまいそうですが、これが同じ竹なのです。細く割った竹を薄くヒゴ取りした虎竹網代弁当箱です。


虎竹弁当箱製作


網代編みは竹ヒゴ取りが大変です。丁寧に刃物を当てて同じ幅、同じ厚みにした竹ヒゴでないとどんな達人でも美しい籠はできません。


虎竹弁当箱編み込み


一本、また一本と竹ヒゴを手に取って網代編みの仕事が手際よく坦々と進められていき、細いのヒゴは一枚の薄い板のようになります。


虎竹網代弁当箱の職人


口を籐でかがって出来あがりです。本体部分と蓋部分と二つ同じ編み込みを作らねばならないので蓋物は時間がかかります。けれど、それでも長くお待ちいただくお客様がおられる事が、この虎竹網代弁当箱の品質を表しているかのようです。




虎竹ピクニックバスケットの製作

 
虎竹ピクニックバスケット部材


沢山並んでいるのは虎竹を細く割って作ったフレーム、何種類となく並んでいますが一体何が出来あがるかお分かりでしょうか?普通の竹ざるや竹籠の材料とは全く違っていますが実はこれでも一部の材利、初めての方なら似たような部材が多いですし何が出来あがるか想像は難しいかも知れません。


虎竹ピクニックバスケット、火曲げ


それぞれの竹パーツはサイズに切断されていたり、コの字型に曲げられていたり様々です。竹は曲りを矯め直す時にも熱を使いますけれど、曲げる時にもやはり熱を入れます。そして、水で冷やして曲りを固定するのも同じなのです。


虎竹ピクニックバスケット製作


底編みから立ち上がりまで組進んでくると全体の形もうっすらと見えてきます。その通りです、ご想像通りだったでしょうか?出来あがるのは虎竹ピクニックバスケット、これからの行楽のシーズンに外に出かけて楽しむランチタイムを更に盛り上げてくれる逸品です。


虎竹ピクニックバスケット、竹虎四代目(山岸義浩)


つい先日にお客様からのご注文で特別に製作した特大サイズと比べてみました。景色の良い青空の下で、他のご家族としっかり距離をとった形で美味しいお昼ごはんを頂く時にはお供させていただきたいです。


今回、虎竹ピクニックバスケットが一体どんな風にして製作されるのかを動画でご覧いただけるようにご用意いたしました。職人の丁寧な仕事ぶりを是非ご覧ください。




白竹網代弁当箱をリニューアルしました

白竹網代弁当箱


白竹網代弁当箱は、一般の方が竹のお弁当箱と聞いてまず真っ先にイメージする竹編みの弁当箱の中の弁当箱ではないかと思います。細い竹ヒゴで隙間なく、しっかりと編み込まれたつくりは丈夫な事はもちろんですが、見た目にも美しく通気性があって中身が蒸れないので美味しいランチをいただけます。


白竹網代編み


竹の油抜き加工の方法には熱湯を使う「湯抜き」と、ガスなどの火を使う「火抜き」の二種類があります。どちらも、それぞれ特徴がありますが、今回リニューアルした白竹網代弁当箱に使う竹材は火抜きの竹材を使っています。少し光沢が増してみえるのは油抜き加工の違いのせいです。


白竹網代弁当箱、竹虎四代目(山岸義浩)


この30年ブログをご覧いただく皆様は、自分がいつも竹の経年変色の事をお伝えしているのをご存じかと思いますけれど、火抜きの白竹は経年変色が独特で段々と濃い飴色に変わっていくので何ともたまりません。


弁当箱内側


白竹弁当箱力竹


しっかりした力竹も入れて長くご愛用いただける作りです、人が年齢を重ねると同じように年を追うごとに深まる風合いもお楽しみいただけたらと思います。