令和2年度、総務省ふるさとづくり大賞にて総務大臣賞(個人表彰)を受賞しました。

 
虎竹の里


この度、総務省「令和2年度 ふるさとづくり大賞」に総務大臣賞(個人表彰)を受賞させて頂きました。実はこの賞の事を最初から知っていたわけではありません、有難いことに同じ高知県で土佐ジロー専門店「はたやま夢楽」をされている小松圭子さんにご推薦いただいていたのです。ふるさとづくり大賞は全国各地でそれぞれの心を寄せる「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰して古里づくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的としているそうです。上空から眺めても、こんな猫の額くらいしかない小さな集落の虎竹の里にとっては嬉しい賞です。


日本唯一の虎竹


自分は生活様式の変化や輸入品の増大によって竹材や竹製品販売がが立ち行かなくなった時、売り上げを上げるために色々な事にチャレンジしましたが何をやっても失敗ばかりのダメ経営者でした。世界中探してもないようなオンリーワンの竹達が「俺たちがここにいるだろ!」と言葉をかけてくれていたのにも気づかず、暗い閉塞感の中で迷ってばかりだったのです。


竹虎職人


一生返せないと呆然とする借入金の中、まるで沈没船からネズミが逃げ出すかのように社員が半分になり倒産寸前まで追い込まれ、それでも先人から100年も繋いできた虎竹を守りたいと...いや違います竹の他に自分に出来ることなど何もありません。だから仕方なく背水の陣で全く理解できなかったインターネットの活用をはじめました。インターネットの素晴らしさは世界が広がる事です、それからは運命的な出会いの連続、本当に数多くの方に助けて頂いて何とか今日という日を迎えられています。


竹虎四代目(山岸義浩)、竹虎社員


今回の受賞は「個人表彰」となっていますけれど、自分はたまたま代表者の名前というだけで受賞者は下のYouTube動画「メイキング動画!World Bamboo Day 2020」に登場する虎竹の里の竹達であり、一緒に働いている社員達、職人達です。よくぞこの奇跡のような自然があり、人がいると思います。これからも、少しづつ認知されてきた日本唯一の虎竹を力を合わせて様々な形に変えて発信を続けていきます。


また、最優秀賞は石見銀山「群言堂」の松場登美さんでした。20数年前に初めてお伺いして、たまたま言葉をかけて頂いて以来ずっと尊敬し続けている方なのでご一緒できて心から光栄です。




コメントする