細かい編み目、縦長のスズ竹手提げ籠

スズ竹手提げ縦長かご(特上)


スズ竹市場籠と言うたら板前さんなども買い出しに愛用しゆう、こじゃんと(とても)丈夫な仕事をする手提げ籠ぞね。堅牢さの秘密は何と言うたち素材にあって、一体どんな竹で編まれちゅうかと言うと寒い地方で鍛えられたスズ竹ながです。細く、背丈も低い小さな竹ではありますけんど、身が厚く、粘りがある事から、籠はもちろんですが、行李など大きなモノからソバざる、豆腐籠など等小さなモノまで実用品の竹細工を中心には色々と多用されてきた素材ぜよ。


一昔前は形や見栄えよりも使い勝手の良さや、容量、そして何より長く使える強さを求められてきたと思うのですが、近年では時代の移り変わりとともにスズ竹の活躍の場も仕事場だけではなくて休日に使える竹籠として、機能性プラス美しさやファッション性が問われるようになってきたがです。


スズ竹手提げ縦長かご(特上)


そこで、このスズ竹手提げ縦長かご(特上)の特徴は、通常より細く細くとった竹ヒゴと、細かい編み込みにありますぞね。普通のスズ竹手提げ籠と並べてみたら一目瞭然ながですが、この細かい編み込みがまるで革のバッグのような優しく、しなやかな触り心地。しかし、それでいてスズ竹本来の強さはそのままエレガントな雰囲気で、ちっとくお洒落をしてお出かけする時にでも使えるセンスの良さと、荷物の重さを気にすることなく使用できるタフさ、両方を兼ね備えた逸品ながぜよ。


まっこと、丈夫な素材ですきに長く使えて、もしかしたらお子様に譲ることができる程ですけんど、長く使えば使うほどに飴色になる竹肌は細かい編み目だけに更に一段と綺麗に色づいていくがです。同じスズ竹手提げ籠というても、まったく次元が違うくらいの出来映えですきに、これからの季節、さりげなく持って街を歩いたら熱い視線を感じる事があるかもしれませんぞね。


コメントする