竹林の一角に

竹林


日本各地にある孟宗竹はタケノコを採らなくなったため、放置されて、荒れ放題になっちゅう所が多いがです。生命力の強い竹がドンドン生えて、うっそうと茂り、ちっくと薄暗い竹藪には立ち枯れした竹が密集して、こりゃあ、まいったぜよ...歩く事も難しい...。そんな竹林も実は多くあるがです。けんど、ここの竹林は、こじゃんと手入れされちょります。明るい陽射しの差し込む向こうから、適度に間隔の開いた竹の間から心地のエイ風が吹き抜きていくがぜよ。まっこと清々しい気持ちになってきますちや。


そんな竹山を大きく迂回してきた麓には、竹で囲われた一角がありましたぞね。どうして竹で仕切りを作っちゅうがやろうか?何をしゆうがやろう?そう不思議がる方も多いかと思いますが、実は、そうながです堆肥を作りゆうがです。


竹林の整備の大きな課題の一つに伐り出した竹の使用方法があるがです。竹を伐採しても用途がなく、結局、短く切断して竹林に積み上げちゅう。そんな光景も見る事がありますが、細かく砕くいて堆肥場に置いておいて竹林に戻して肥料すると一石二鳥ながですぞね。


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