虎竹と出会って100年、これは自分達にしか出来ない義務なのです。

日本唯一の虎竹自動車「竹トラッカー」、竹虎四代目(山岸義浩)


第11回世界竹会議は、3年に1度世界各地で開催され、延べ500人の竹専門家が集結する竹の一大イベントです。日本では知名度が低いのですが、海外の竹作家からは何度か聞かされていて前々から興味がありました。光栄にもこの国際会議で基調講演させていただく機会をいただき、その事は昨年夏から決まっていましたものの、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」の輸送問題が暗礁に乗り上げたままでした。


竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI)


通常の車ではなくリチウム電池という事で、輸送いただく会社に何社も何社も断られ、虚しく数ヶ月が過ぎていきます。せっかくの、このような千載一遇のチャンスに竹トラッカーを運べないかも...、輸送の問題だけに自分達ではどうする事もできず、ようやく引き受けてくださった会社様が見つかった時には天にも昇る気持ちでした。


竹虎四代目(山岸義浩).jpg


確かに、302万円という輸送費用は高額です。しかし、自分にとっては曾祖父から繋げてきた大事な虎竹の車をメキシコ・ハラパまで無事に届けていただけるだけで、お金の事は二の次でした。「地獄に仏」は言い過ぎかも知れませんが、ずっとそんな思いだったのです。


虎竹の里


ハッと冷静になって金額を考えた時に「この費用をどうする...?」


竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI)


そして、大慌てで今回のクラウドファンディングとなりました。開催期間が短いと担当の方に言われましたが、竹トラッカー輸送スケジュールからは、どうしても6月20日には終了せねばなりません。カレンダーを見ると、後13日しかありません。しかし、基調講演で登壇せていただく機会に、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」を一緒に連れていって世界の皆様を乗せて走りたいという夢に向かってやるだけです。


日本唯一の虎竹自動車「竹トラッカー」、竹虎四代目(山岸義浩)


この夢が本物なら、きっと叶うはず。虎竹と自分達が出会って100年、これは自分達にしか出来ない義務だとさえ思っています。メキシコは行ったことがないので、どのような国かは知りませんが、竹は熱帯系の植物で温かく雨の降る地域に広く分布しています。竹があるのなら、きっと自分の知らない竹の世界があるのだろうと期待感でワクワクしているのです。


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