全日本竹産業連合会の林野庁長官、沖修司氏へ陳情

林野庁長官の沖修司氏へ陳情


少し前に第58回目全国竹の大会高知県大会プログラムが完成したお話しをさせて頂きました。来る11月15日に高知で初めて開催される予定ですが、その日はちょうど坂本龍馬の誕生日でもあり、命日でもありますので龍馬にちなみまして大会テーマも「竹業界の夜明けぜよ!」としちょります。


さて、名目だけではありますものの一応自分が高知県大会の実行委員長とさせてもらっています関係で、全日本竹産業連合会(全竹連)が例年行っています林野庁への陳情に初めて参加させてもらっていました。東京には年に何度か来る機会がありますけれど、霞が関の駅に降りることは今まで数えるくらいしかありません。迷わずに行けるだろうか?と思っていましたが教えられた地下鉄出口からだと、すぐ正面に林野庁の玄関が見えていました。


午前中から関係部署をあちらこちらと回らせていただき最後にやってきたのが林野庁長官室です。お忙しい長官の沖修司氏ですので名刺交換くらいですぐに退室せねばならないのだろうと考えていましたが、結構ゆっくりと時間をとって竹業界の問題に耳を傾けてくださいます。


孟宗竹


実は竹産業は林野庁の中でも特用林産物という、あまり聞きなれない分類に入っています。特用林産に含まれているのはい椎茸、えのきだけ等きのこ類、山菜、漆、桐材、木炭などであり、その中に竹材も含まれていますが大部分は椎茸だと聞きます。


自分からしたら竹は、杉や檜など木材と同じ立ち位置かと思っていましたが森林面積と竹林面積とが圧倒的に違うように、省庁から見た木材と竹材には大きな隔たりがある事を感じました。いやいや、もしかしたらこれが世の中の一般的な認知度であるのかも知れません。


しかし、だからこそ竹産業界の今を知っていただく陳情には意味があるのですろう。日本には世界に誇れる竹があり素晴らしい竹の歴史と文化が息づいています、林野庁のトップに対して竹を語る事は全竹連だからこそ出来る大きな役割であろうと思っています。


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