台湾からの訪問団 国立台湾工芸センター

台湾で見た竹ソファ


まだ先の事ではありますがこの秋、国立台湾工芸センターの竹に従事される方々を中心とする訪問団が虎竹の里に来られることになりました。実は、3年ほど前に台湾の竹をじっくりと見て回った事があって、先進的な竹製品への取り組みやモダンな新しい発想で次々に生み出される竹加工技術の高さ、豊かさには驚くばかりだったのです。


台湾で見た竹ソファ


一番の違いは竹への関心の高さです。自分が訪れた地が竹産地の南投県か中心だったせいもあるのか?それでも一般のご家庭には竹で創られた家具が普通に置かれて使われています。もしかしたら日本と同じように近代化が進んで、人々の暮らしは変化を続けているのだと思うのですが一人一人の心に竹が色濃く残っているのを感じたのです。


世界竹会議、潭陽、竹虎四代目


そう言えば一昨年に韓国潭陽で開催された世界竹会議(world bamboo congress)にも台湾からは多数の参加者が来られていました。人数もそうですが参加されている方の若さと、熱量の違いが少しうらやましくも思えたのです。


台湾で見た竹椅子


本当に興味深い竹製品が沢山あって時間を忘れるような日程でしたが、その中で強く印象に残るひとつがオブジェのような作品たち。確かソファやベンチのように腰掛けとして使用できるものだったように覚えちょりますが、本当に斬新です。頭で思い描くことはあっても、実際に竹で形作る事とは雲泥の差があります。竹の未来が見えて来るのは、きっとこんな面白い竹が実際に形になっていく場所からですろう。


台湾の素晴らしい竹人の皆様に虎竹の里をご覧いただけるとは本当に光栄で嬉しい事だと今から楽しみにしちょります。


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