竹虎インターンシップ2016、竹酢液(ちくさくえき)

竹虎インターンシップ2016、竹酢液


竹林見学の前には必ずお話しさせていただく事がありますぞね。それは竹酢液(ちくさくえき)の事なかです、竹酢液は竹炭を焼くときにモクモクと窯から立ちのぼってくる煙を冷やした液状のもので約300種類もの有効成分が含まれると言われますが「酢」と名前が付くように強い香りがあるのです。


竹虎インターンシップ2016、竹酢液


この竹酢液を何に使うかと言いますと藪蚊対策です。虎竹の伐採は冬場なので、山に頻繁に来る時期にはあまり必要ではありませんが、やはりこの時期の竹林には自然の防虫剤として活躍してくれます。竹虎の竹酢液は排煙口の温度で排煙口の温度で80~150℃の温度帯でしか採取しておらず1年間貯蔵してタール分を除去した安心の竹酢液を10倍程度に水に薄めて使いゆうのですが、この独特香りが好きな方と、苦手な方に分かれます。


竹虎インターンシップ2016、竹酢液


そこで、まず手のひらにスプレーした香りを試してもらいます。もしかしたら多少苦手な方もおられるかも知れませんが、せっかく虎竹の里に来られて恐らく一生に一度かも知れない竹林見学ですので竹酢液を肌の露出した腕などに振りかけ試して頂く事も研修の一つなのです。


以前、同じような暑い時期にテレビ番組の収録でアイドルの方が来られた事があったがです。山に入る前にタップリと竹酢液をスプレーさせていただきますと高価バツグン!「この竹林は蚊が全然いないねぇー」と言われちょりましたが、実は蚊がいなかったワケではなく、この竹酢液スプレーのお陰やったのです。


そうそう、以前どれだけ蚊除けの効果があるのか自分が実験した動画がありますので、よろしければご覧ください。




竹炭窯と竹酢液

竹炭窯の排煙


竹酢液(ちくさくえき)と言うても、いまひとつどうやって作られるものか、ハッキリご理解いただいていない方も多いかも知れませんぞね。よく質問される事もあるのですが、竹炭窯から出る煙を利用している事は、一時期、テレビや雑誌などで大きく取り上げて頂いた事もあるためか、何となくご存じの方も多いのですが、さすがに詳しくは、なかなか分かりにくいと思っています。


竹酢液は炭窯からモウモウと立ち上る、この煙から作られるのです。煙がステンレス製の長い煙突に入り冷やされ液体となったものが竹酢液ぜよ。約300種類もの有効成分が含まれると言われますが、このモウモウと上がる排煙温度が80度~150度の間の煙でしか採取しちょりません。これは80度以下だと有効成分があまり含まれる事がなく、反対に150度を上回ってしまうとベンツピレン、クレゾールという有害物質が含まれる事があるからながです。


竹炭窯


だから、竹炭窯には昔から二つの色のイメージを持っちょります。一つは赤々と燃え上がる炎のイメージ、そして、もうひとつが、真っ白く立ち上る煙のイメージながです。竹炭窯にも色々あって、明るく開放的な感じの窯もありますが、概ね少し薄暗く、そんな中で見る炎は強烈に目に焼き付きます。きっと焼き上げている最中には、竹炭窯の中では何か人知など遠く及ばない神秘的な事が行われているように思うのです。


曇っていた空から明るい陽射しが差し込んできましたちや。振り向くと、おっと...これは美しいですちや。煙の立ち込めちゅう炭窯に「天使の階段」が降りてきちょります。様々な竹炭の素晴らしい効能を思うたら、竹炭は、こうやって天から降りてきた天使からの贈り物のような気がしてきます。熟練の炭職人さんが向こうでニッコリ笑われゆう、今日は何か神々しさを感じる竹炭窯なのです。


竹林で竹酢液大実験

竹酢液大実験


夏場の竹林に来られた事はありますろうか?山登りなどされる方なら、ご存じかも知れませんけんど、竹林にはどういうわけか蚊が、こじゃんと(とても)多いのです。


手入れの行き届いた竹の林のことを「竹林」と言うて、荒れた竹の林は「竹藪」と一般に呼ばれますが、伐採をあまりしたことがなく陽の光もあまり差し込まないような竹藪に行くと、藪蚊と名前に「藪」の付くだけあって、本当に沢山の蚊がいて耳の横であのイヤな「プーーーン」という羽音がずっと聞こえっぱなしのような状態ながです。ところが手入れされた竹林でも程度の違いこそあれ、人間が心地よいとの同じように、蚊にとっても居心地かよいのか、足を踏み入れると、どこからともなく飛んで来るがです。さて、そこで登場する竹林に無くてはならない秘密兵器があるがぞね。一体それは何ですろうか!?


実は、それが何を隠そう竹酢液スプレーながです!竹酢液原液を約10倍程度に希釈してスプレーボトルに入れて、プシュー!プシュー!と身体に振りかけるがです。もちろん市販されちゅう虫除けスプレーもあるようですが、虎竹の里では昔からコレ、山に行く時にはいっつも携帯しちょります。


そもそも竹酢液(ちくさくえき)をご存じですろうか?竹炭を焼く時の煙を冷やして集めたものながですが、竹酢液には300種類というような沢山の有効成分が含まれちょります。排煙口の温度で80度より低いと成分があまり含まれず、150度を超えるとベンツピレンというような、身体に悪い有害な物質が入ると言われちょります。なので竹虎の竹酢液は、その温度帯でだけ採取して、更に一年間安置してタール分を除去しちょります。入浴用もそうですけんど、虫除けの場合にも肌に直接ふりかけますので、竹炭に焼く竹材や、ガスや石油を使わない土窯にこだわる等、製造工程もしっかりして安心して使えるものでないと、特に自分のように肌が弱い方にはオススメできないのです。


竹酢液(ちくさくえき)


夏場に竹林に来るという事は、本当はあまり多くありません。竹の伐採の時期というのは、11月あたりから本格的になるのは12月、1月の寒い頃、品質管理のためこの時に伐採した虎竹しか製造に使う事はないがです。けんど、お陰様で最近は竹林見学などに来られる方も多くなりました。一年中、いつと言う事なく山に行いきますので、夏場の虎竹の里では、ちょうど竹酢液の効果を体感していただけるラッキーなチャンスでもあると思うて、昔から使われてきた自然素材での蚊除け対策をお試しいただきゆうがです。


そしたら思い出されるのが昨年のテレビ局の人気番組で、こじゃんと有名なアイドルグループの方がお二人来られちょった事ですちや。ちょうど残暑の厳しい頃、竹を求めて山道を登り、竹林にはいって竹を伐るという撮影シーンがあったがです。これは蚊除けが必要だと竹酢液を全身にスプレーさせていただきました。独特のニオイがありますので、都会から来られた若い方にはどうかにゃあ?ちっくと心配して思いよりましたが、実はお二人とも前に木酢を使った事があったという事で、まったく平気!というより、もっと念入りにと言われたほどやったです。


そしたらです!その甲斐あってか竹林に入った後


「ここの山は蚊がいないねえ~」


こう言うていただけるではないですか!?実は蚊は、竹林ですので沢山おったがですが、竹酢液の効果で全く近寄る事がなかったがですぜよ。


竹酢液は竹から採取したもの、もともと自然素材のものですし、昔から炭焼きさんは山仕事で使いよったり、民間療法的に親しまれたものでありました。安心して使え、しかも殺菌力などもあり、このように虫除け効果のあるものではあるものながぞね。


これを口で言うだけではなく、ちっくと目に見える形で皆様にご紹介できんろうか?前々から長いこと、そう思いよりましたが、今回ついに竹虎四代目が身体を張って動画撮影をしてみましたぜよ!結果は毎回実感している事ですので当然思うた通りながですが、ご存じない方には是非ご覧いただきたいがです。


日本唯一の竹林での竹酢液大実験はコチラぞね。



季節の変わり目の竹酢液

竹酢液


竹酢液(ちくさくえき)と言うたら冬のイメージがあるがです。と言いますのも竹酢液をお風呂に使う事が多くて、使い方も入浴剤として使用される方がほとんどだからです。けんど、まっこと(本当に)試していただくと分かりますけんど、竹酢液のお風呂につかると湯冷めが全然違いますぞね。女性の方で半身浴などされる方も多いと聞きますが長時間ぬるめのお湯で、ゆったりリラックスされる時などにも最適ではないですろうか?


ただ、独特の香りがありますのでこれが好きな方、ダメな方とハッキリ分かれます。そんな竹酢液ですが最近またお問い合わせが増えてきちょります。どうしてかと思いよりましたら寒い日があったり、暑くなったりの毎日ですが急に暑くなって汗をかいてからまだまだ夏までは、しばらく時間がありますが早くもアセモとか皮膚のトラブルがあるようながです。


何を隠そう自分なども小さい頃から肌が弱かったですき、この季節の変わり目というのはこの歳になっても、ちっくと気になる時期ではありますちや。昔からアトピー体質でステロイドを日常的に使う事はないまでも、いつも薬は自宅にあるという事など今の自分からは想像も出来ないかもしれませんが母親に言わせると皮膚科の病院にいくらお金を払ったか分からない!などと苦労話を聞いちょりますし。


さらに極めつけは、あまりに皮膚病が治らないので菩提寺の住職さんにお願いして祈祷していただいた事もある程ぜよ。その祈祷の時の、子供心にも、じゃんと(とても)怖かった。真っ赤に燃え上がる炎のお祈り(?)の話は前にしたこともあったろうか?今日は時間がなくなりましたきに、又の機会があればお話してもエイがです、まあ今となっては笑い話やにゃあ。


さて、竹酢液はそうやってお風呂に使うたり、肌に直接触れる使い方をしますきに竹炭を焼き上げる職人、窯の種類、竹材料、製造方法、保管方法などしっかりと管理されて作られゆうがです。おっと、そろそろ山に行くのにヤブ蚊がでてくるかも知れん。防虫効果も高い竹酢液ですので春から秋にかけては、竹林に行く前にいつもプシューとスプレーできるように用意もしちゅうがぜよ。


竹酢液お試し用が新登場

竹酢液お試し用


竹酢液(ちくさくえき)は、ご存じのように竹炭窯から、もうもうと立ち上る煙の中の有効成分を冷却して、取り出し長期間安置したものながですが、一番多い利用方法としてはやはり入浴剤としてご愛用の方が多いのです。竹酢液特有の燻したような何とも言えない香りが、お風呂の湯気と共にたちのぼりバスルームに充満しますので、お好きな方は、まっこと幸せな気分になる事ができますし、どうしても好きになれないという方もおりれるがです。


まあ、好き嫌いがハッキリ分かれる入浴剤ですちや。そこで、竹虎では1回分の小さな竹酢液ミニボトルをご用意しちょりましたが、やっぱり1回ではどうも分かりにくい...。そんなお声を度々頂くようになりましたので、もう少し大きい竹酢液150ミリリットル入りのお試しサイズを新しく登場させましたぞね。だいたい入浴回数にして約4回分ほどありますので、何回がお試しいただき、その効果や好き嫌いなど確かめていただけると思うちゅうがです。自分の場合やったらこれからの暑い季節にはシャワーですます事も多いですきに、お風呂用としては竹酢液の活躍は少なくなりますものの、竹林での蚊除けには、こじゃんと(とても)頼りにしちゅうがぜよ。


竹屋の冬痩せ

竹酢液風呂


お風呂はエイですのう。南国高知言うたち寒い日があって、ブルブル震える一日は、なんか疲れがきませんろうか?竹の伐採や集荷は寒い季節だけなので、竹屋は「夏痩せ」ならぬ「冬痩せ」するがぜよ。そりゃあ、そう竹の積み込み始まったら、上着も何も脱ぎ捨ててTシャツ一枚やきに。頭のテッペンから、身体中から湯気がモワモワ立ち上るほど竹と格闘して、汗がひいて寒くなって、また汗をかく。それでなくても冬の外の仕事は身体がかちこばる言うか妙にダレますちや。(疲れます)


竹酢液


けんど、外が寒いだけにそんな疲れを吹き飛ばしてくれるポカポカお風呂は最高ぞね。夏はシャワーですます事が多い方でも、冬はゆっくりつかりますろう?ワシもそうぜよ。いつもは、カラスの行水でも、冬の竹酢液のお風呂は別。けんど、あんまり気持ちがエイいうて湯船の中で寝るのは風邪ひきますきに、ご注意ぞね。


竹酢液のお風呂ぞね

虎竹の夕暮れ


この季節の虎竹の里は日暮れも早いがです。南国高知と言うだけあってから、日中陽が差しよりましたら寒さもそれほどでもないですが、太陽が傾きだして山の陰にでもなったらさすがに北風が身にしみる、しみる。まっこと、「シンシン」と音が聞こえてきそうなくらい、寒うなってくるがです。


へんしも(早く)山を下りんとイカンちや。日本唯一の虎竹の山道も当たり前ですけんど電柱が立っちゅう訳でも明るい灯火がある訳でもありませんきに。辺りが暗うなりだしたらたちまち、真っ暗やきに。前に、こんな暗がりでイノシシの群れに出会うて、お互いに、「にらめっこ」した事がありました。イノシシも一頭くらいならエイけんど、群れになっちゅうとまるで、映画「もののけ姫」みたいで、まっこと怖いがです。


ブルブル寒い、寒い言うながら山から下りてくる。こんな冷え切った一日の楽しみはやっぱり何というたち竹酢液のお風呂ぜよ。身体の芯から温まって、暖房の設定温度を下げたいう北海道のお客様もおられるばあやき、冷え性の方には絶対お試しいただきたいがです。そうそう、こちらで竹酢液風呂のご感想も読んでみとうせ。


竹虎の竹酢液は昔ながらの土窯にこだわっちょります。独特のニオイがありますきに、好き、キライがハッキリ別れるきに、竹酢液ミニボトルが入った送料無料の500円ポッキリ。お試しサイズもありますぞね。まあ、これから寒さも本番やきに、竹酢液でぽかぽか温まって元気に冬を乗り切りましょうちや!


竹酢液リンス

竹酢液


この前は北海道のお客様がご来店されちょって帰り際に「さあ、最低気温2℃の世界に帰ろう」そう言われながら半袖でバスに乗られました。まっこと(本当に)同じ日本やけんど、縦に長いこの国は北に行ったら寒いがやにゃあ、つくづく感じましたぞね。


まあ、けんど南国土佐はまだまだ日中はクーラーが欲しいばあな陽気ちや。びっと(少し)暑すぎらあせんかと思うちょります。ほやき(だから)太陽が照っちゅう間やったら大きいワンちゃんを飼いゆう方でもまだまだ外でジャブジャブ愛犬を洗うのも苦やないですろう?


犬に水かけたら......犬は必ず「ブルブル!!!」します。毛足の長い犬種やったらまるで何かシャワーでも浴びるかのように水しぶきが飛ぶので冬はとてもやないけんど冷たくて洗えません。そうそう、ワシの飼いよったゴールデンのゴンは犬やのに寒さに弱かったちや。たぶん飼い主に似たがと思いますが、一度、風邪をひいたことがあるきに、特に冬は洗う事ができませんでしたちや。


温かい休日、日頃のスキンシップ不足もかねてよくゴンを洗うたもんです。山を駆けずりまわっちゅうきにノミ取りシャンプーで洗いました。ほんで、洗うた後、必ずしたのが竹酢液リンス。竹酢液は人間のお風呂だけやないがです。竹虎の竹酢液は土窯づくりこだわった安心の竹酢液ですけんど、ペットやち家族と一緒ですきにエイものを使いたいと思われますろう?


ワンちゃんにもこじゃんとエイがですちや。毛並みがツヤツヤして、毛がふかふかになりました。そして犬特有のニオイも抑えられて一石二鳥!真っ黒かった野犬のようなゴンがショードックのようになりよったがが懐かしいちや。愛犬家のみなさんは、一回お試しあれ!


竹酢液は「ちくさくえき」と読みます。

竹酢液タンク


竹酢液は「ちくさくえき」と読みますぞね。まっこと、ワシらあは当たり前と思うちゅうけんど読み方が分かん言う方もやっぱりおるがです。漢字は難しいきんにゃあ。


まあ、それはさておいて、竹虎の竹酢液は排煙工の温度が80度から150度の間にしか摂取しちょりません。これは、温度が低いと有効成分が少ないし、逆に温度が高くなると有害物質が混入する割合が高くなるきです。品質の良い国産の孟宗竹を昔ながらの土窯を竹炭用に改良した専用窯で2週間という時間をかけて熟練の竹炭職人が焼き上げる竹炭。


アルミ煙突


その時の煙は緑の向こうにチラリと見えちゃあるアルミ製の十数メートルの長さの煙突でひやされて竹酢液が生まれるがちや。おっと、けんど、まだまだみなさんのお手元にお届けできるにはタンクを3回も替えながら1年以上も安置して、竹酢液のエイところだけボトルにいれてお送りさせてもろうちゅうがです。懐かしい、昔のお風呂の香りがすると嬉しいお便りをいただく安心の竹酢液ちや。